シゴト図鑑とは
ホテルの仕事

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レストランスタッフ画

レストランスタッフ

料理や飲み物をテーブルまで運び、食後に皿やグラスを下げるだけがレストランスタッフの仕事と思ったら大間違い。
お客さまに食事を楽しんでいただくための、心地よい時間・空間を演出するのが、この仕事の役割。
欧米のレストランで年配のスタッフをよく見かけるのは、それだけ職業としての奥が深い証拠。

レストランスタッフとは

「レストランスタッフ」とは、ホテルのレストランでメニューの説明をしたり料理やドリンクの提供をしたりする職業です。

仕事の内容・やりがい

ホテルの現場スタッフの中で、お客さまと接する時間が最も長い職種。コース料理の場合などは、2時間以上ということも珍しくない。とくにリピーターに対しては、ビールの銘柄はもちろん、肉の焼き具合や塩加減など、好みをしっかり覚えた上でサービスする。

つまり、サービスの「技能」が必要なわけで、修練を積めば「レストランサービス技能士」という国家資格を得ることもできる。

けっして“単純労働”なんかじゃない。たとえば歩き方、身のこなし、言葉づかい、料理・飲み物の運び方、置き方…。いきなり「やってみなさい」と言われて、あなたは合格点をもらう自信ある?

たぶん、無理だろう。きっちりトレーニングを受けて、現場経験を積んで、はじめて一人前。やりがいや面白さがわかってくるのはそれから。

難易度・大変度

料理がどんなにおいしくても、レストランスタッフの態度が悪かったり、サービスの仕方が下手だったりしたら、すべて台なし。それは実感として、あなたもわかるはず。

ところが、この「態度」と「サービス」を一流レベルまで引き上げるのが、なかなか難しい。

どんなお客様にも公平な「態度」で接するには精神的なトレーニングが必要だし、料理や飲み物をスマートに「サービス」するためにはノウハウというか、テクニックが要る。その意味では、この道 20 年、30 年というベテランがいても、ちっとも不思議ではないのだけれど…。

将来性

まずは見習いであるバスボーイを振り出しに、レストランスタッフ、ヘッドレストランスタッフ、アシスタント・レストランマネジャー、レストランマネジャーという出世コースがある。

料理内容によってサービス方法(接客の仕方)も異なるので、いろいろなレストランを経験し、レストランサービスのプロをめざそう。

レストランスタッフの適性

レストランスタッフに向いている人は、お客様のことを考えたおもてなしのできる人です。お客様に楽しい時間を過ごしてもらうためには、おいしい料理だけではなくレストランスタッフの心のこもった接客が欠かせません。

レストランスタッフになるには

レストランスタッフはお客様に接する仕事なので、しっかりとしたマナーと身だしなみを身に着ける必要があります。またレストランの仕事はチームプレーになります。コミュニケーション力や協調性も求められます。料理についてお客様に聞かれたときに確実に答えられるように、食材や調理法についての知識も身につけておかなければなりません。各ホテルの採用試験に合格後、研修を受けてから配属となります。

必要な資格

レストランサービス技能検定 / マナー・プロトコール検定 / ホテルビジネス実務検定

目指せる学科

ホテル科では、フロント、ベル、レストラン、バーなどホテルで必要な実務を身につけるための実習に加え、業界研究やホテルの業務に特化した英語の授業を設けることで、ホテル業界への就職を力強くサポートします。

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