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旅行・観光の仕事

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チケッティング画

チケッティング

旅行業は予約・発券業務と言いかえてもいいかもしれない。
航空機、列車、船、バス、ホテル・旅館、それにコンサートやレストランの予約 も受けている。
旅行会社が、よく旅行代理店と呼ばれるのは、そのため。
そして、この大事な業務を一手に引き受けているのが、チケッティング(発券)担当のスタッフ。

チケッティングとは

「チケッティング」とは、鉄道、フェリー、コンサート、スポーツ観戦などの発券、チケットに関するすべてを行う職業です。

仕事の内容

文字どおり、発券(チケッティング)を担当する。取扱うのは、航空券、鉄道やフェリーのチケット、ホテル・旅館のバウチャー(クーポン)、コンサートやスポーツイベントのチケットなど幅広い。

コンピュータが活躍してくれるが、だからといって機械的な単純作業ばかりというわけじゃない。とくに航空券の発券は、複雑な運賃計算ルールが絡むので、専門知識が必要とされる。

やりがい・面白さ

いちばん達成感がある仕事は、国際航空運賃の計算。成田/ロサンゼルス往復なんていうのは、コンピュータのキーをポンと叩けば簡単に運賃が出てしまうけれど、経由地が幾つもあって、複数の航空会社を使うような場合は、とても面倒なわけ。その運賃計算を素早く行うためには、どうしても経験と専門知識が必要になる。

専門知識というのは、要するに裏ワザみたいなもの。例えば、何都市も周遊する場合に、A市とB市の間だけ別個に計算した方が運賃が安くなるとか、3つの都市に行く予定でも、4都市にしたほうが得だとか、最善の方法がある。それをしっかり把握して発券するのが、エキスパートとしての喜び、やりがい、面白さ。

難易度・大変度

航空券だけでなく、いろいろな予約・発券業務を、すべて間違いなくやり遂げなければいけないので、プレッシャーがかかる。特に最近は個人自由旅行が増え、お客様のリクエストが細かく、しかも多様化しているため、チケッティングの難易度は高くなっている。

将来性

将来的には、複雑な運賃計算もコンピュータ上で可能になると言われる。 となると、チケッティングの仕事はもうなくなるの? という疑問が湧いてくる。

でも、ご心配なく。精算は機械ではできないので、やはりチケッティング担当者の重要性はまだまだ高い。それに、“脱パッケージ”の個人旅行化が進むにつれて、チケッティング部門が取扱う分野はますます広がってきそう。

チケッティングの適性

チケッティングに向いている人は職人気質な人です。運賃計算は、その計算ルールに基づいてミスなく正確に行われる必要があります。職人気質で自分の仕事にこだわりを持てる人であれば、この徹底された作業をこなすことができるでしょう。また、幅広い正確な知識を身に付けるための努力もしなければなりません。勉強熱心であることも同時に求められる仕事です。

チケッティングになるには

発券業務は、お客様との取引の最終段階になります。これを行うチケッティング担当者は、豊富な経験と、誤りのない正確な知識を持ち合わせなければなりません。申し込み書の内容と、実際に手配しているチケット情報の記載に相違がないかなど、最終チェックをすべて任せられることになります。そのため、責任重大なこの業務はベテランの社員が担当することが普通です。チケッティングになるには、まずは電話対応などの業務で現場経験を積んでからステップアップで配属されるという流れが一般的となっています。

必要な資格

旅行業務取扱管理者 / 旅程管理主任者 / 旅行地理検定 / TOEIC🄬

目指せる学科

ホスピタリティツーリズム専門学校の観光科では、チケッティングとして働くための技術や知識を学ぶことができます。また、旅行会社への就職に必要な資格取得についても徹底的にサポートいたします。授業を担当する先生は業界出身の方なので、現場での実体験や実務を行う時の注意点などについても詳しく聞くことができます。

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