通関士の試験内容について

通関士の試験内容について

通関士の資格試験と聞いても、どういった試験内容なのかピンとこない方が多いかと思います。
そこで今回は、一般的にあまりなじみのない通関士の試験内容についてご紹介します。

筆記試験は3科目、選択問題がメイン

日本で輸出入されるすべての「モノ」に対して、定められた税率で関税を課す作業を行う通関士。通関手続きや通関書類作成、税関に関する手続きや不服申し立てなど、その職務は多岐に渡ります。
そんな通関士のスキルを問う資格試験の問題は、「通関業法」、「関税法、関税定額法」、「通関手続きの実務」の3つの科目に分けられます。

「通関業法」は、通関業者のあり方とその業務に関わる科目で、通関業の許可や通関業の義務、罰則などについての問題が並びます。試験時間は50分となります。

「関税法、関税定額法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る)」は、通関士の日常業務に直接関わる部分も多く、重要な科目です。関税の確定と納付、課税価格の決定などについて、選択形式で問題が出題されます。試験時間は100分となります。

「通関書類の作成要項その他通関手続きの実務」では、計算問題や書類作成に関わる出題が多くなっています。申告書の作成や課税価格の計算など、通関士の実務に欠かせないスキルがチェックされる科目です。試験時間は90分となります。

前は記述式の問題も用意されていた通関士試験ですが、現在では「選択式」、「択一式」の問題がメインとなり、マークシートを用いての試験となっています。

チャンスは年に1度だけ! 申込みは税関で

国家資格である通関士の試験は、年に1度しか実施されません。10月の日曜日に実施されるのが通例です。
通関士試験の詳細は、例年7月初旬に財務大臣の名のもとに、各地の税関や税関のホームページなどで公告されます。
願書は全国各地の税関にて配付され、7月下旬から8月上旬に各税関で提出受付がなされます。

また、関税計算及び納付をスムーズに行うために作られた電子情報システムNACCS経由での提出も可能となっています。しかしその場合でも、顔写真を貼った受験票を郵送または窓口まで提出する必要があります。

受験資格は? 費用は? 通関士試験受験要項

通関士試験の受験料は、書面で提出する場合は3,000円となっており、受験願書に3,000円分の収入印紙を貼って提出します。NACCS経由で提出する場合は、受験料が2,900円となり、締切日までに電子納付します。

通関士の試験には受験資格が設定されていません。学歴、年齢、経歴、国籍など一切問いませんので、希望する人は誰でも受験することができます。

ただし、通関業者の実務経験5年以上で「通関書類の作成要項その他通関手続きの実務」が、15年以上で「関税法、関税定額法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る)」と「通関書類の作成要項その他通関手続きの実務」が免除となります。
この科目免除を申請するには、願書と一緒に申請書を提出する必要があります。実務経験を証明する書類を決められたフォーマットで添付しなければなりませんので、事前に用意しておきましょう。

近年では女性の受験者も多く見受けられるようになった通関士試験。通関業者に勤務している方や、これから就職を希望する方は、ぜひ取得しておきたい注目の試験だと言えます。

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