旅先で、仕事先で、ゆったり心を落ち着かせることができるかどうかは、宿泊するホテルの良し悪しだけでなく、そこで働くスタッフであるホテルマン(ホテリエ)の人柄と仕事ぶりによるところも多いのではないでしょうか。 ここでは、ホテルの顔とも言えるホテルマン(ホテリエ)になるために必要な資格についてご紹介します。
ホテルに就職するのは一般採用と同じ
ホテルマン(ホテリエ)には、特別な資格が必要というわけではありません。多くの企業と同じように、ホテルも一つの会社組織のため、一般採用であれば大学や専門学校などを出て、就職する人が多いでしょう。 大学は文系が多く、専門学校であれば、観光系専門学校などから採用されることが多い傾向にあります。 また、アルバイトから入り、契約社員や正社員登用で採用されるケースも。専門学校に通うことで、業界の基礎知識はもちろんのこと、より実践的なワークや実習、研修を実施し、即戦力としてプロの現場で通用するスキルと知識を身につけられます。
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ホテルマンに有利な資格は
業務をこなす上で、持っていた方が有利な資格はもちろんあります。 主に「ホテルビジネス実務検定」、「ホテル実務技能認定試験」、「レストランサービス技能検定」、「サービス接遇実務検定」、「TOEIC🄬」などが挙げられます。
ホテルビジネス実務検定
宿泊や料理、飲食、宴会といった場でのサービスや問題管理能力とマーケティング・総務人事・経理会計などのマネジメント業務といった、実務知識を習得することを目的としている「ホテルビジネス実務検定(略称:H検)」。1999年から始まった比較的新しい検定ですが、今は年間2,000人が受験する規模まで大きくなっています。
ホテル実務技能認定試験
お客様への応対、食事、宿泊などの、ホテル業における専門分野の知識や語学力の習得を目的とする試験です。 宿泊部門やサービスの基本的な業務と言葉遣いや接客マナーを測定する初級。ホテル業界の歴史や関連業界(旅行など)の動向を理解しているかを測定する上級があり、スキルに応じて受験できます。
レストランサービス技能検定
ホテルやレストランなどで、お客様に満足してもらうために最低限必要とされる接客技能をはかる資格で、サービス関連では唯一の国家資格でもあります。 お客様により一層満足してもらうためには、ただ食事を提供するだけではなく、お客様ごとのニーズに対応できる接客サービスの提供が必要です。 ホテルマン(ホテリエ)を目指す人は、持っていて損はない資格の一つです。
サービス接遇検定
サービス業務に対する心構えや対人心理の理解、応対技術、話し方、態度などを審査し、その知識・技能を認定する試験です。 サービス業務に対する考え方や行動例などを学び、おもてなしの心と振る舞いを育てていくことが狙いで設けられた検定なので、ホテルマン(ホテリエ)にとっても有利な資格です。
TOEIC🄬
海外からの観光客、ビジネスマンに応対するため、英語力も必要です。特に都心部、空港近く、有名な観光地にあるホテルに勤めるのであれば必須になります。 TOEIC🄬は約150ヶ国で実施されている、世界共通、英語コミュニケーション能力のテストです。 10点から990点という点数で評価され、例えば600点以上695点以内だと「自分宛てに書かれた簡単な仕事上のメモを読んで理解できる」「ゆっくりと配慮して話してもらえば、目的地までの順路を理解できる」というレベルになっています。 参考:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 スコアの目安
必要なのは人間力
資格も大事ですが、人と触れ合う仕事である以上、最終的には人間力が必要とされます。仕事仲間やお客様と円滑なコミュニケーションが取れ、その場に応じた対応ができれば、あなたも素晴らしいホテルマン(ホテリエ)になれるでしょう。
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