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2025.10.202025.12.02
  • ホテル科
  • 就職・キャリア

ホテリエに必要な資格とは

旅先や仕事先で、ゆったりと心を落ち着かせることができるかどうかは、宿泊するホテルのクオリティだけでなく、そこで働くスタッフ、いわゆるホテリエの人柄や仕事ぶりにも大きく影響されるのではないでしょうか。
今回は、ホテルの顔とも言えるホテリエになるために必要な資格についてご紹介します。

ホテルに就職するのは一般採用と同じ

ホテリエに特別な資格は必要ありません。多くの企業と同様、ホテルも一つの会社組織であるため、一般採用の場合、大学や専門学校を卒業後に就職する人が多いでしょう。
大学では文系が多く、専門学校では観光系の学校から採用されることが多い傾向にあります。
また、アルバイトからスタートし、契約社員や正社員に登用されるケースもあります。
専門学校に通うことで、業界の基礎知識はもちろん、より実践的なワークや実習、研修を受けることができ、即戦力として現場で通用するスキルと知識を身につけることができます。

ホテリエに有利な資格は

業務をこなす上で、持っていると有利な資格はいくつかあります。
主にホテルビジネス実務検定」や「ホテル実務技能認定試験」、「レストランサービス技能検定」、「サービス接遇実務検定」、「TOEIC®などが挙げられます。

ホテルビジネス実務検定

ホテルビジネス実務検定(略称:H検)は、宿泊や料理、飲食、宴会などのサービス業務や問題管理能力、さらにはマーケティング・総務人事・経理会計などのマネジメント業務に関する実務知識を習得することを目的とした検定です。
1999年に始まった比較的新しい検定ですが、現在では年間約3,000人が受験する規模にまで成長しています。

ホテル実務技能認定試験

お客様への応対や食事、宿泊など、ホテル業における専門分野の知識語学力を習得することを目的とした試験です。
試験には、料飲・宿泊業務やサービスの基本的な業務、言葉遣いや接客マナーを測定する「初級」と、ホテル業界の歴史や関連業界(旅行業など)の動向を理解する「上級」があります。
スキルに応じて、受験することができます。

レストランサービス技能検定

ホテルやレストランなどで、お客様に満足してもらうために必要な接客技能を測る資格で、サービス業界では唯一の国家資格です。
お客様に一層満足していただくためには、単に食事を提供するだけでなく、それぞれのお客様のニーズに応じた接客サービスが求められます。
ホテリエを目指す人にとっては、持っておいて損はない資格の一つです。

サービス接遇検定

サービス業務に対する心構えや対人心理の理解、応対技術、話し方、態度などを審査し、その知識と技能を認定する試験です。
サービス業務に対する考え方や行動例を学び、おもてなしの心と振る舞いを育むことを目的とした検定であるため、ホテリエにとっても有利な資格と言えます。

TOEIC🄬

海外からの観光客やビジネスマンに応対するためには、英語力が必要です。
特に都心部や空港近く、有名な観光地にあるホテルに勤務する場合、英語力は必須となります。
TOEIC®は、世界約150ヶ国で実施されている英語コミュニケーション能力を測るテストです。
スコアは10点から990点の範囲で評価され、例えば600点以上695点以内であれば、「自分宛てに書かれた簡単な仕事上のメモを読んで理解できる」や、「ゆっくりと配慮して話してもらえば、目的地までの順路を理解できる」レベルに達していることになります。

参考:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 スコアの目安

必要なのは人間力

資格は大切ですが、人と触れ合う仕事である以上、最終的には人間力が求められます。
仕事仲間やお客様と円滑なコミュニケーションが取れ、その場に応じた適切な対応ができれば、あなたも素晴らしいホテリエになれるでしょう。

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