日本にはたくさんのテーマパークが全国に存在しており、国内外問わず連日たくさんの旅行客が訪れています。ジェットコースターなどのアトラクションや、ダンスやパレードなどのショーなど、テーマパークにはたくさんの夢と希望が詰まっていますよね。そんな小さい頃からの憧れの場所で働きたい!自分もたくさんの人たちを笑顔にする仕事がしたい!と考えている学生さんもきっと多いはず。
本記事では、テーマパークの業界の魅力や仕事内容と共に、業界の未来について現役テーマパークスタッフがご紹介します。
急増するインバウンド需要に対応するために、テーマパークスタッフの役割がますます重要になってきています。テーマパーク業界を志している学生の皆さん、ぜひ本記事を進路選びの参考にしてみてください!
テーマパークスタッフの働き方と魅力
まず、テーマパークスタッフの働き方について見てみましょう。
キャストの一日の勤務時間は通常8時間で基本的にはシフトに沿って働きますが、繁忙期にはシフトが延びることもあります。不規則な勤務体制になることも多く、そのため体力が必要となる場面が多い仕事です。ですがその分、達成感ややりがいも大きいです。
テーマパークスタッフの魅力は、何と言っても「夢を作る仕事」であることです。毎日、多くのゲストがテーマパークに訪れ、その一人ひとりに特別な体験を提供することで、思い出に残る瞬間を作り出すことができます。来園されたお客様の笑顔や「ありがとう!」という感謝の言葉を直接受け取ることができるのは、最前線で働くテーマパークスタッフならではの仕事の魅力といえます。それが大きなモチベーションとなって、「明日も頑張ろう!」と思えることが多いです。
また、テーマパークではさまざまな職種が存在し、それぞれがチームとして連携しながら働いています。アトラクションのオペレーター、パレードやショーのパフォーマー、ショップやレストランのスタッフなど、多岐にわたる役割があります。これにより、自分の得意な分野や興味のある分野で活躍できる機会が豊富にあります。
毎日が刺激的でワクワクする業界、それがテーマパーク業界であり、日々勉強になることもたくさんあります。働くマインドや仕事に対する考え方など、自己成長ができる機会が多い仕事でもあります。
テーマパークスタッフの年収とキャリアパス
テーマパークのスタッフやキャストの年収は、経験や役職によって異なりますが、新卒の場合、平均して300万円からスタートします。その後、経験を積み、リーダーやマネージャー職に昇進することで、年収もアップしていきます。
テーマパークスタッフにはアルバイトやパートで働く人も多いです。必須資格等は無く、バイトから始めることも可能ではあります。
ですが、「テーマパーク業界で長く働きたい!」「テーマパーク業界の仕事を極めたい!」など長期的なキャリアの計画を思い描いている場合は、専門的な知識とスキルを身につけた上で正社員として働き始めることをおすすめします。
正社員の場合、リーダーやマネージャー職、テーマパークの運営自体を企画・管理する職種へとキャリアアップしていくことも可能で、将来の選択肢が広がります。
そのためには専門学校などの必要な知識や実務経験を積める場所で経験値を貯めておくのが、正社員としての採用の近道になります。
急増するインバウンド需要に対応するために
ウィズコロナ時代のテーマパーク業界
コロナ禍は、一時は2019年の売上高の半分以下にまで落ち込んだテーマパーク業界でしたが、コロナが落ち着いた昨今、2023年には売上高・入場者数ともにコロナ前の水準まで戻りました。今年度は更なる増加が予想されています。
加えて日本を訪れる外国人観光客の数は飛躍的に増加しています。このインバウンド需要の拡大は、テーマパーク業界にも大きな影響を与えています。
テーマパーク業界は右肩上がりの業界といえます。
それに伴い、2023年、2024年と立て続けに新設テーマパークや増設エリアなどどんどんアミューズメントエリアが増えているのも特徴的です。就職先も増え、多くの若者にとって魅力的なキャリア選択肢が広がることが期待されています。
なぜ外国人観光客は日本のテーマパークを求めてやってくるのか?
外国にもテーマパーク施設はあるはずなのに、それでもなぜ外国人観光客は日本のテーマパークに訪れるのか?その理由は、「施設のクオリティの高さ(おもてなし体験)」と「日本ならではのプログラム」にありました。
テーマパーク施設に限らず、日本の商業施設やアミューズメント施設は整えられた設備、行き届いたサービス、スタッフの親切さ、清潔さなどあらゆる面においてハイクオリティであり、外国人観光客はその日本にしかない「おもてなし体験」を評価してくれています。
また、日本のエンタメ施設には、日本の伝統文化を取り入れたプログラムやショーや、日本らしくカスタマイズされたイベントなど、「日本にしかない」「日本でしかできない」体験が得られます。
これらの点を評価してくれる外国人観光客が多く、それゆえに日本のテーマパークに外国人観光客が絶えない状況となっているようです。
インバウンド需要に対応していくために必要なこと
これに対応するため、テーマパークでは多言語対応の案内やサービスが今までよりも強く求められています。看板やインフォメーションの多言語化や多言語Webサイトの整備などはもちろんのこと、やはり最もお客様と直接触れる機会の多いスタッフの多言語対応は非常に重要なインバウンド対策です。
これから新しくできるテーマパーク施設であれば、日常会話程度の英語力は必須で求められる条件と言っても過言ではないでしょう。従来から人気の施設であってももちろん多言語対応ができるスタッフは貴重です。
エアライン・鉄道・ホテル・テーマパーク専門学校東京では、こうしたニーズに応えるための特別なカリキュラムを提供しています。英語や中国語などの語学力を磨くために、英語を徹底的に身につける「国内留学」や長期で海外へホームステイする「海外留学」などのオリジナルプログラムを用意しています。留学だけでなく普段の授業でも、一人ひとりの進度に合わせた英語学習とそのサポートも行っていますので、「英語が苦手…」「全然英語が話せる状態ジャない…」といった方でも大丈夫!全く話せなかったのが、卒業後には第一線で活躍できるくらいにまで英語力が磨かれた先輩たちもたくさんいます。
また英語力と併せて、実際のテーマパークで働く企業実習も実施しており、座学だけでなく現場で即戦力として活躍できるように実践的なカリキュラムを組んでいます。「英語力」と「現場で臨機応変に動ける実践力」両方を身につけることができます。
あなたの未来を広げるホスピの学び
エアライン・鉄道・ホテル・テーマパーク専門学校東京では、実際のテーマパークスタッフやキャストとして働くための実践的なスキルを学べます。また、インターンシップ制度を通じて、実際のテーマパークでの勤務体験ができるため、卒業後すぐに即戦力として活躍することが可能です。
テーマパークで働くことに興味があるなら、ぜひエアライン・鉄道・ホテル・テーマパーク専門学校東京のオープンキャンパスに参加してみてください。夢のような職場で、あなたも訪れる人々に笑顔と感動を届けるキャストの一員になれる日が、きっと近づいてきます。