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2025.10.142025.10.21
  • エアライン科
  • 職業

キャビンアテンダント(CA)になるには英語力以外の資格や身長など条件はあるの?

飛行機内で、笑顔を振りまき、旅や移動の楽しさをより一層高めてくれるCA(キャビンアテンダント、客室乗務員)。その姿に多くの女性が一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。今回は、キャビンアテンダントになるための条件をご紹介します。

英語力は必要?

客室乗務員(CA)の応募資格として、ANAやJALなどの日系大手航空会社では、TOEIC600点以上が応募条件となっています。
また、ソラシドエアなどの国内線航空会社でも同様にTOEIC600点以上、アイベックスエアラインズやAIRDOではTOEIC550点以上が求められています。

一方、外資系航空会社では「英語が堪能であること」が採用条件とされており、採用試験や面接はすべて英語で行われるのが一般的です。
具体的なTOEICスコアを明示していない会社が多いものの、目安としては700〜800点以上の英語力が必要と考えておくと良いでしょう。

もちろん、これらはあくまで最低条件です。
TOEICの点数が高いほど有利なのは確かですが、実際の現場で求められるのは英語を使ったコミュニケーション能力です。
特に面接やグループディスカッションでは、**スコア以上に「伝える力」や「対応力」**が重視されますので、その点も意識して準備しておきましょう。

英語以外で持っておくと役立つ資格はある?

特に国際線の客室乗務員においては、第2外国語のスキルも重要となります。なかでも中国語、韓国語などのアジア系言語は、近年の利用客増加に伴い需要も大きくなっているので、身に付けるにはとてもおすすめの言語となっております。

語学以外で持っておくと役立つ資格はある?

キャビンアテンダントの募集要項によると特に必須とされている資格はありませんが、持っておくべき資格というのはいくつか存在します。

手話技能検定

ANAでは、NPO法人手話技能検定4級以上を取得している客室乗務員が「手話バッジ」を着用しています。
一方、JALでは社内に手話講座が設けられており、手話技能検定3級以上の資格を持つ社内インストラクターが講師を務めています。

このように、聴覚に障がいのあるお客様と円滑にコミュニケーションを取ることができるキャビンアテンダントは、航空業界でもとても重宝されています。
手話の資格を持っていることは、採用時の大きなアピールポイントとなるでしょう。

救急法救急員

日本赤十字の救急法救急員も取っておくべき資格です。緊急のお客様の対応は客室乗務員の大切な仕事ですので、多くのキャビンアテンダントが入社後に受ける講習でもあります。手当の基本から、人工呼吸、心臓マッサージ、AEDの使い方などを習得します。

知っておこう!キャビンアテンダントの仕事内容はこんなにも多い

キャビンアテンダントの仕事と聞くと、フライト中にお客様へドリンクや機内食を提供する姿を思い浮かべる方が多いでしょう。
もちろん、これも大切な業務のひとつですが、実はそれだけではありません。

キャビンアテンダントは、私たちが想像する以上に幅広い業務を担当しています。
中でも最も重要なのが、お客様の安全を守る「保安要員」としての役割です。

離着陸時のシートベルト着用や手荷物の収納確認、非常口や非常用設備の案内、さらには急病人が出た際の救命処置など、緊急時に対応するための訓練を日々重ねています。
こうしたキャビンアテンダントの見えない努力と高い専門性があるからこそ、私たちは安心して空の旅を楽しむことができるのです。

学歴はどのくらい必要?

キャビンアテンダントの応募資格は航空会社によって異なりますが、一般的には専門学校卒以上の学歴が求められます。

就職で特別に有利な学部というものはありませんが、キャビンアテンダントは英語を日常的に使う職業のため、英語をしっかり学べる学部・学科を選ぶと良いでしょう。
また、「品の良さ」「知的な印象」を重視する企業もあるため、有名大学出身者が有利になる場合もあります。

さらに、大学や短大に在学中からエアラインスクールや夜間部のある専門学校に通い、実践的な知識や面接対策を身につける学生も多いです。

CAになるためには身長が必要?

CA(客室乗務員)になるための身長の目安として、よく「160cm以上」と言われます。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、航空会社によって基準は異なります。実際には、身長が低めの方でも十分にCAとして活躍することが可能です。
身長が低いと不利だと言われる理由は、一部の業務で一定の高さが求められるためです。たとえば、離陸前に乗客の手荷物を頭上の収納棚に入れたり、押し込んで安全を確認したりする作業があります。
しかし、現在では中型機や小型機が主流となっており、機内の設備も改善されています。そのため、身長に関係なく多くの方が快適に働ける環境が整っています。
ただし、海外など一部の航空会社では、安全上の理由から身長制限を設けている場合もありますので、志望する航空会社の応募条件を事前に確認しておくと安心です。

今からでもキャビンアテンダントになる夢を叶えられる?

キャビンアテンダント(CA)は、体力や若々しさ、そして華やかな印象が求められる職業です。
そのため、日本の航空会社ではどうしても20代の応募者が選ばれやすく、30代・40代になると採用のハードルが高くなる傾向があります。

しかし、欧米を中心とした外資系航空会社では、30代で採用されるケースも珍しくありません。
また、最近ではキャビンアテンダントという職業に対する価値観も変化しており、経験や人間性を重視する企業も増えています。

今後、日本の航空業界でも「年齢の壁」が少しずつ低くなり、年齢に関係なく挑戦できるチャンスが広がっていくかもしれません。

視力が良くないとキャビンアテンダントになれない?

視力条件については、各社で規定が異なりますが、基本的には「矯正視力で1.0以上」という規定を設定している会社が多いようです。裸眼で1.0以上ある方が珍しい現代、コンタクトレンズ使用でも何ら問題ないのです。

全てを兼ね備えたバランス感覚を磨く

国や年齢を問わず、あらゆる人に柔軟に対応できる対応力も必要です。 「細やかな気配り(ホスピタリティ)」、「緊急時にもあわてない判断力や冷静さ」、「精神力」なども欠かせないでしょう。そのためには語学力だけではなく、国際感覚や教養も同時に身に付けておく必要があります。そして、何よりも大切なのが体力です。国内線では1日に数便搭乗し、国際線では長時間勤務となるため、非常にハードな仕事です。

航空業界は日々進化しています。それに伴って各社の採用情報が毎年変わる可能性もありますので、こまめに確認しておくと良いでしょう。

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