「日本人は英語が苦手」という話はよく耳にします。そのためか、英語を学ぶには留学が必要だと感じる人も多いようです。その中でもアメリカ留学はとても人気です。移民が多いので、さまざまな文化の人々と交流できるからでしょう。英語を学び、異文化の人々と交流するために、アメリカ留学を計画している人もいるかと思います。しかし、留学に必要な費用がわからないと計画途中に頓挫してしまう可能性もあるでしょう。今回は留学にかかる費用についてご説明します。
留学する際にかかる費用
留学する際にかかる主な費用について、「学費」「滞在費」「生活費」の3項目に分けて説明します。
学費
学費は海外の学校で勉強するために必要な費用で、留学における最大の出費になります。留学先の学校により費用はさまざまで、就学期間の長さと学校の立地条件によって大きく異なります。学費はほかの費用と違って始めから金額がわかっているので、予算に組み込みやすいでしょう。
住居費
現地で活動するために必要な生活拠点、住居にかかる費用が住居費です。住居は寮やアパートなど、住居形態としてはシェアハウスやホームステイなどがあります。
生活費
日常生活にかかる費用で食費や光熱費、電話代や通信費などが含まれます。食事においては自炊すれば費用を抑えられますが、時間が削られるでしょう。外食だと自炊より費用はかかりますが、時間の節約にはなるでしょう。また、留学先の物価で生活費は大きく左右されます。
学費の目安
学費は1年間に120~240万円ほどかかるといわれています。ただ、4年制大学か2年制大学か、私立か公立か、都会にある学校か田舎にある学校か、条件によって大きく変わります。
例えば、都会にある私立の4年生の大学は学費が高い傾向にあり、田舎にある公立の2年制の大学は学費が安い傾向にあります。また、学校によっては留学生を対象とした奨学金制度が設けられている場所もあります。
居住費の目安
留学する場合、住居の形態はホームステイやシェアハウスが一般的です。ホームステイの場合の居住費用は大体月々10~13万円(平均12万円)、シェアハウスの場合の居住費用は、月々5~12万円(平均9万円)といわれています。
また、都会は家賃が高いですが、交通網が整備されていて通学が比較的簡単で治安も良いです。逆に田舎は、家賃は安いですが、学校やスーパーが遠いなど不便を感じることも多いです。
生活費の目安
生活費の目安は住む地域の物価や各人が求める生活水準が関係するため、はっきりとはいえません。ただ、最低でも「5万円」は必要とされています。物価が安い田舎に住めば生活費が抑えられると想像できますが、交通費が都会よりかかる場合が多いでしょう。
生活費を安くするためにはなるべく自炊をし、無駄な買い物をしないことが大事です。もし、生活費がどれくらいかかるかイメージできなければ、日本にいるときに家計簿をつけて、海外で生活したときのシミュレーションしておくのが良いでしょう。
ぜひ、今回の内容を参考に、留学時の費用を見積もってください。また、学校によってはTOEICのスコアに応じて学費が安くなったり、奨学金が出たりする制度がありますので活用してみてください。