就職に有利なスキルが身に付くという理由などから、高校卒業後の進路で人気の高い「専門学校」。医療系やデザイン系、社会福祉系などさまざまな種類の学校がありますが、その中から進学先を選ぶのはなかなか難しいものです。入学してから「別の学校にすれば良かった……」なんてことにならないためにも、自分にぴったりあった学校を選ぶようにしましょう。今回は、選び方のポイントについて詳しく解説していきます。
専門学校に通うことで取れる資格を確認する
将来どんな職業に就きたいのかが明確に決まったら、その仕事をする上でどのような資格が必要なのかを詳しく調べる必要があります。例えば、旅行業界で働きたいのであれば「旅行業務取扱管理者」の資格があれば就職で有利に立ち回れますし、医療系の仕事では国家資格がなければならないものも数多くあります。 このように、実際に仕事をする上で必要な資格を取るためのカリキュラムがしっかりと組まれているかどうか、試験対策講座や個別指導といったサポート体制が充実しているかどうかは、専門学校を選択する上で大変重要なポイントとなります。
就職率を確認する
就職実績がどのくらいなのかというのも、事前にしっかりとリサーチしておきたい項目のひとつです。 ただし、就職率は「就職した人数÷就職希望者数×100」で算出しているところと、「就職した人数÷全体の学生数×100」で算出しているところと学校によって異なるため、それらを同等にして判断してもあまり意味がありません。 一定の基準値で学校の善し悪しを見極めるのであれば、全体の人数に対してどの程度の人が就職しているのかを見るようにしましょう。 また、学科と関連した就職先に就職しているかという質の部分も確かめてみましょう。
オープンキャンパスに参加してみる
専門学校を決める際には、必ず事前にオープンキャンパスなどに参加をしておくようにしましょう。専門学校は大学と違い偏差値ランキングなどの客観的指標がないため、実際に学校を訪れてみて、そこに通う学生の雰囲気や授業を行っている先生の様子を自分の目で確かめてみると、その学校の校風が自分に合うかどうかを確認することができます。 学校の敷地の広さ、校舎の手入れ具合、教室の様子、実習に使う機材や設備などの数なども必ず確認しておくようにしましょう。 もし可能であれば、オープンキャンパスとは別に、イベントを行っていない平日の学校見学をさせてもらうことで、より普段に近い様子がわかっておすすめです。また、ひとつの学校だけを見て決めるのではなく、複数の学校を見比べることでより自分に合った学校を見つけることができるでしょう。 同じ分野の専門学校でも、その学校ごとに特色や特徴は異なります。まずはオープンキャンパスなどに参加をして、その学校の雰囲気をしっかりとチェックしてみましょう!