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【手話】ワンランク上の気遣いと語学|関根 正

みなさんは「きれいな日本語」を使えますか?

私は50年以上日本語を使っていますが、一向にゴールが見えません。

接客時や敬う際にはタメ口では失礼なので敬語を使います。難しく考えず、心のこもった丁寧な言葉で表せれば良いとは思うのですが、難しいですね。

手話を学び始めて4年目ですが、毎日が勉強です。

気づかれない大変さ

私はサービス業に従事していましたが、つくづく時代が変わったなと思います。

街中には訪日外国人が多く、英語や中国語、韓国語で案内表示があったり、それぞれの言語を耳にしたりします。また日本人の中にもいろいろなマークを付けた方々を見かけるようになりました。多様性が当たり前になりつつありますね。

その中でも「ろう者」や「難聴者」など聴覚に障害のある方は、「気づかれず」苦労するそうです。

見た目では判断がつかない方々、音声言語が聞こえない方々などにとっては、まだまだ世の中は生活しづらいのかなと考えさせられます。

デフリンピック:日本初開催

少し話しが変わりますが、「デフリンピック」って、ご存じですか?

「耳が聴こえない→デフ (Deaf)+「オリンピック」が繋がった言葉で、4年に1度、デフ アスリートを対象とした国際総合スポーツ競技大会のことを指します。

1回夏季大会の1924年フランス開催から100周年にして、2025年は日本で初開催。詳しくは、「東京2025デフリンピック大会情報サイト https://deaflympics2025-games.jp/」をご参照ください。

国際手話や視覚による情報保障が特徴となりますので、ぜひ注目したいですね。

もちろん、接客ツールとしても英語や中国語、韓国語など、多くの言語が必要ですし、日本手話などでのコミュニケーションも必要となるでしょう。

放課後の手話サークル

週1回放課後に手話サークルにて、手話を用いたコミュニケーション スキルを学生同士で高めあっています。

まだまだ難しい内容は表現できませんが、日常的なコミュニケーションは取れるようになってきています。

前期にアフタースクールという放課後の勉強会から生まれたサークルで、2023年が発足初年度のためメンバーは1年生だけで構成されています。まだ基礎的な学びしかできていませんが、来年度以降は、徐々に活動範囲拡大を計画中です。

卒業する年には、デフリンピックが東京で開催されますので、就職先またはボランティアで活かせることを願っています。

ワンランク上の気遣い

外国語や手話など、母国語以外を知らなくても仕事はできます。自動翻訳や筆談など様々な方法もあります。これからの技術革新でもっともっとツールができると思います。

人間はあと何ができるのでしょうか。「心のこもった丁寧な言語」は使えますかね。

エアライン、鉄道、ホテル、テーマパーク、ブライダル、その他多くの接客業ではあらゆるコミュニケーション技術が必要ですよね。

気づかれない大変さに気づいて、誰一人取り残されない社会にしたいですね。

【この記事を書いた人】

関根 正(せきね ただし)

主任講師

四年生大学 法学部卒出身。講師歴 9年目。

老舗 結婚式場22年勤続後、本校入職。

担当授業は手話。ワンランク上の社会人育成をモットーに授業をしています。

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