高校2年生の夏を過ぎると、進路について考えることも増えてくるのではないでしょうか? 卒業後の進路は将来を左右する大きな決断だからこそ、なかなか決められずに悩んでしまうものです。ここでは「自分のやりたいことってなんだろう?」、「将来の進路を親に反対されたらどうすればいいの?」など、進路のことで悩んだときの解決方法をお伝えします。
高校生の進路の悩み1:「やりたいことが分からない」
自分のやりたいことが何なのかよく分からないために、高校卒業後の進路を決められないという人は意外と多いもの。そんなときは、「マインドマップ」を描いて、進む道の方向性を明確にしてみるのがおすすめです。 「マインドマップ」というのは、自分の考え方を放射状の絵によって整理する表現方法のことで、近ごろはアイデアを生み出すためのツールとしてビジネスの現場でも広く活用されています。マインドマップの描き方のポイントは以下の通りです。
セントラルイメージを描く
用紙の中央に、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージである「セントラルイメージ」を描きます。例えば、「進路」、「将来の夢」、「なりたい自分」など、自分が整理したい事柄で構いません。
放射状に枝を伸ばしてみる
セントラルイメージが決まったら、そこから伸びる太い枝「メインブランチ」を描きます。描いたブランチの上には、さらにキーワードを記します。このキーワードは、セントラルイメージから直接派生する主要な項目となります。
サブブランチを描く
メインブランチから伸びる枝を「サブブランチ」と言います。メインブランチから枝分かれしたサブブランチにもキーワードを記していきます。
サブブランチを広げていく
メインブランチから枝分かれしたサブブランチに、自分の好きなことや向いていそうなことなどをできるだけたくさん描いていきます。このとき、1つのサブブランチに対して1つのキーワードを置くことがポイントです。 こうして放射状に枝を伸ばしながら、自分の頭に浮かんだイメージを記入していくことで、自分の思考を整理して客観的に見ることができるのです。
高校生の進路の悩み2:「経済的余裕がない」
もし経済的な不安から進学することを悩んでいるのなら、まずは奨学金制度や特待生制度などの可能性を片っ端から調べてみましょう。在学している学校の先生に奨学金関連の資料を取り寄せてもらったり、インターネットを使って情報収集したりすることで、自分が該当する制度が見つかる可能性もあります。 入試までにまだ十分な期間がある場合は、勉強に励み成績を上げておくことで、特待生制度をはじめとする選択肢が広がるはずです。
高校生の進路の悩み3:「親と意見が食い違う」
高校卒業後の進路について考えたとき、自分と親とで意見が異なることがあります。そんなとき「どうして分かってくれないんだ!」と腹を立てたり、「分かってくれないならもういい!」と投げやりになったりしていませんか? どんな進路を選ぶにせよ、親のサポートは絶対に必要なのですから、まずは一度気持ちを落ち着けてから、改めて時間を作ってもらい、親ととことん話し合いをすることが大切です。 自分がその進路についてどれだけ真剣に考えているのかを伝えるためにも、できるだけたくさんの情報収集をしておくことも忘れないでくださいね。 進路の悩みは高校生なら誰もが持つものです。上記のような内容で悩むようなことがあれば、ぜひ解決のための参考にしてみてください