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【進路】熱烈的な鉄道オタクの業界就職について|内田 春彦

世の中にはたくさんの鉄道好きの人がいます。

しかし、好きだからと言って職業にしている人がどれだけいるのでしょうか。

 

これから進路を定めようとしている皆さんに、「鉄道を趣味として留めておくべきか、職業として鉄道業界で働くべきか」を判断するヒントをご披露します。

趣味を職業とすべきか?

前提として「とある趣味を熱烈的に愛している」人達の大半が、その趣味と自分の職業が一致してることのほうが少ないと感じています。

鉄道業界に当てはめた時にも「趣味は趣味、仕事は仕事で別物」と考えた方が大多数を占めるのかもしれませんし、そもそも

自分が学んできた分野と鉄道業界との親和性があまりない環境だったのかもしれません。

 

鉄道会社に入社する方々も学んできた学科や趣味は様々で、必ずしも全員がハイクラスな知識をもっていたり、行動をしていたりするわけではありません。しかし入社の動機を尋ねてみると「なんらかの形で鉄道を身近に感じていたい」気持ちを持った方が案外多くいることも確かでした。

 

「鉄道が好き」あるいは「興味を持っている」という意識で、鉄道会社を就職先として選んでいる人が一定数存在するのです。

業界内に「鉄道オタク」は存在する

「熱烈な鉄道オタクは、鉄道会社に就職しない」と都市伝説のように語られることがありますが、決してそんなことはありません。

「熱烈的に鉄道が好き」な人は沢山います。好きなことを職業にしたいと思うのは必然ですし、自然なことだと思います。彼らは豊富に蓄えた知識を惜しげもなく自分の仕事に生かし、活用し、自分の趣味も充実させています。

鉄オタの中でもいろいろな鉄オタがいて、その多くは写真や鉄道模型、乗り鉄と言われる人達で構成されます。彼らは趣味を同じくする会社内外の仲間と活動しており、仕事とは別の次元で趣味に取組んでいます。

つまり「鉄道は好きだけど職業としてやっていけるか?趣味のままで留めておいた方がいいかな?」と迷っている人は、是非、一度は鉄道業界へのチャレンジをしてほしいです。

鉄道業界への道のりは?

鉄道好きの多くの人が、一度は「鉄道運転士や車掌、駅係員を目指してみよう!」と思っています。

しかし「高校は鉄道科がある学校じゃないと難しいかな?」とか「鉄道とは親和性の無い学科を勉強したから無理?」と思い込んでしまう方もちらほらいらっしゃいます。

 

鉄道会社は高卒での採用もありますし、ハードルは上がりますが大学卒の募集もあります。そして「鉄道の専門学校」からの就職という選択肢もあります。

専門学校から鉄道会社へ就職する流れは常識化していますし、何より2年間鉄道のことを勉強して就職に臨む、という点でもある意味ステイタスを持っているというのは武器になるかと思います。

 

趣味は趣味として純粋に楽しみたい人は別として、少しでも興味があって就職に鉄道を選びたいと思っていたり、鉄道をもっと深く学びたいと考えていたりするのであれば、選択肢の一つとして専門学校入学を考えてみるのも、いいかもしれません。

好きこそものの上手なれ

古いことわざに「好きこそものの上手なれ」というものがあります。

好きだからこそ熱心になれるし、上達も早いという意味です。

まさに「鉄道が好き」ならば、それを生業とするのも人生。そしてその人生の2年間を、鉄道科の専門学校で学んでみませんか。

自分が描いている鉄道のイメージがより鮮明になり、知識も深まり、好きな鉄道が身近に感じられる人生を過ごせますよ。

【この記事を書いた人】

内田 春彦(うちだ はるひこ)

鉄道科現役講師 / 運転士

安田学園高等学校卒業。京王電鉄株式会社 勤続42年。係員2年、車掌3年、運転士18年経験後、現業管理職として10年、本社課長補佐として9年勤務。現在は本校「エアライン・鉄道・ホテル・テーマパーク専門学校」に出向中。

 

担当授業は、駅務輸送、事業計画、鉄道設備、車掌実務。職歴と経験の多さを活かした教育を行い、鉄道業界を目指す方を支えていきたいです。

 

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