面接の際は、どんな服装がいいのか、どんなふうに入室、退室すればいいのかなど、分からないことだらけですよね。面接時のマナーはそう難しいものではありませんが、知らずにいると、あなたの評価を下げてしまいます。 今回は、専門学校の入学試験で面接を受ける際のマナーについてご紹介します。本番で失敗しないように、しっかりと覚えておきましょう。
面接の流れと気を付けたい点
・入室するとき 名前を呼ばれたら大きな声で返事をし、ドアを3回ノックします。面接官の返事が聞こえたら、「失礼します」と言ってからドアを開けて中に入り、しっかりと後ろを向いて、両手でドアを閉めます。
・自己紹介
椅子の横まで歩いていき、面接官の方を向いてお辞儀をし、自己紹介をします。「○○学校から参りました××です。よろしくお願いいたします」と、学校名と名前を言いましょう。 席に座るのは、面接官が「どうぞお座りください」とすすめてからです。「失礼します」と言ってから着席しましょう。
・面接中
質問に答えるときは、一言だけで済ませたり、逆にダラダラと話さないよう、質問の内容に対して的確にポイントを絞って答えましょう。 また、質問がよく聴き取れないときや意味がわからないときには、「申し訳ありません。もう一度仰っていただけますか」と正直に言いましょう。
・退室するとき
面接が終わったら静かに立ち上がり、椅子の横に立ちます。そして、「ありがとうございました」と挨拶し、一礼しましょう。 部屋を出る際は、ドアを開けてから面接官の方へ向き直って、礼をしながら「失礼します」と言って、ドアを閉めましょう。
面接中に気を付けたいこと
面接の際に、足を組んで座ったり、話しながら手遊びをしたり、チラチラ時計を見たりするのは絶対にNG。無意識のうちにやってしまうこともありますので、しっかりと集中し、背筋を伸ばして真摯な態度で臨みましょう。 面接官が話しているときや自分が話すときは、しっかりと目線を合わせるようにします。どうしても目を見て話すことが苦手な方は、相手の喉の辺りを見てもいいですが、できれば普段から目を見て話す練習をして慣れておきましょう。 また、キョロキョロしたり、考える際に視線を上に向けたりすると、落ち着きのない印象を与えてしまいますので、注意してください。
身だしなみにも注意!
制服のある高校に通っている場合は、制服で受験しますが、着崩したりせずに、清潔感のある着こなしを心掛けてください。高校が私服の場合は、スーツか、それに準じた服装(白いYシャツに黒いパンツやスカートなど)が良いでしょう。 また、服がヨレヨレだったり、髪がボサボサではイメージダウンになってしまいます。着ていく服は前日にアイロン掛けなどをして整えておき、当日出かける前や、駅のトイレの姿見などで身だしなみをチェックしてから試験会場に向かいましょう。
面接中以外も見られている
面接試験は、校門前から始まっていると言っても過言ではありません。学校関係者は全て面接官だと思って、廊下やトイレですれ違った際には必ず挨拶しましょう。 控室では、知っている人がいてもおしゃべりしたりせずに、静かに待ちましょう。また面接で上手くいかなかったからといって、ふてくされてはいけません。最後まで気を抜かないことが大切です。 面接時のマナーをしっかりと頭に入れていっても、試験当日は極度の緊張から失敗してしまうこともあるかもしれません。 そういった場合でも、しっかりと自己PRすることで挽回することが可能ですので、面接の練習を繰り返すなど、事前にできる準備をしっかりとしておきましょう。