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【エアライン】私が歩んだCAへの道|石橋 りえ

夢だった「客室乗務員になるために努力したこと」について、振り返りました。

「客室乗務員になるために、学生のうちに何をしておいたらいいの?」と不安に思う方の、眠れない夜のお供になれたら幸いです

…キャクシツジョームイン?

私が客室乗務員を目指すようになったのは「人が好き・海外が好き・英語が好き・飛行機が好き」という、私の好きが詰まりに詰まった職業だと考えたからです。

客室乗務員を目指す人で、地方出身の友人はほぼいませんでした。そんな私もそもそも客室乗務員という仕事をよく知らないまま、そうだ客室乗務員になろう!と思ったことを今でも覚えています。好きなこと(だけ)はいくらでも頑張れる(面倒な)性格である、私らしい決断だなと思っています。昔の私、Good Job!!

 

私が学生の頃は、今のように企業がSNSに力を入れていることもなかったため、得られる情報といえば航空系の雑誌と書籍が全てでした。いま考えると余計な情報に左右されることなく、自分の道を進むことができたという点で幸せなことだったのかもしれません。

 

それでも当時の私は、航空会社へ就職するためには何をしたら良いかも分からず、不安に思う日々を送っていたことを思い出します。

ひとりでできるもんやろ

学生時代、航空会社に就職するためにはまずは英語だ!と当時の私は安直に考えました。

「ペラペラにならねば」と考え、まずはアルバイトを頑張りお金を貯め、毎日毎日英会話スクールに爆速自転車で通いました。ネイティブの先生たちと楽しくお話しできた結果、得たものはそこそこの英会話力とテキストには決して登場することのできないお上品な単語についての知識でした。

 

またアルバイトで貯めたお金で、夏休み・春休みに一人での短期留学を何度か行いました。初めての海外・初めての一人旅の飛行機の中で、生命の危機を感じるほどの寒い思いをしました。勇気を出して「毛布をください」といった私に、汗をかきながら「Huh? No more!!」と強めに答えてくださった客室乗務員のお顔は今でも忘れられません。

 

海外に行ったこともない娘の一人旅を許してくれた親には感謝しています。初めての海外は衝撃がたくさんありました。「自分で何とかしなきゃ」という場に身を置くことは、英語力を確実に伸ばしてくれると考えます。

 

ボランティア経験

学生時代に力を入れたことが他にもあります。ボランティア経験です。留学生の生活をサポートするというボランティアでしたが、本当に楽しかったです。

アジア、ヨーロッパ、アメリカと国籍豊かな友人ができました。楽しい毎日でしたが、留学生でカフェを作ろうということになり、まさか企画書を作って銀行にお金を借りに行くことになるとは思いもしませんでした!!知識も経験もなかったので難しいことでしたが、社会人経験のある留学生に助けてもらいながら設立に至ったのは良い思い出です。

愉快な仲間たちのおかげで、「とりあえずやってみる」ことは良いことだなと感じることができました。

経験は自信につながります

客室乗務員になるために、今何をして良いか分からない方へ。

憧れのあの人を現実の私にするためには、色々な世界を見てみると良いのではないでしょうか。経験することは、確実に皆さんの引き出しを増やすことにつながります。引き出しが増えたら、どんな状況にも対応できるんじゃないかという自信につながります。

皆さまの様々なご経験を応援しております。

【この記事を書いた人】

石橋 りえ(いしばし りえ)

エアライン科専任講師 / 客室乗務員

日本航空株式会社16年。20234月入社。飛行機が好き、英語が好き、海外が好き、接客が好きとの思いから、客室用務員を目指しました。客室乗務員という仕事では、「こんな人になれたらいいな」と思うお客様や先輩後輩にたくさん出会うことができました!

 

担当授業は、キャビンアテンダント実務、業界英会話、ワールドリサーチ。

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