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2025.10.202025.11.19
  • クルーズ科
  • 職業

クルーズ船で働くということ〜仕事内容や職種、平均年収や働き方から1日の流れの一例まで解説します〜

「クルーズ船で働く」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
クルーズ船は「海の上のホテル」とも呼ばれ、豪華な船内、美しい海、最高の料理など、華やかで楽しい世界を想像する方も多いでしょう。しかし、その華やかなイメージの裏には、高度な接客スキル語学力ホスピタリティが求められる、ハードルの高い仕事であるという現実もあります。

では、実際に「クルーズ船で働きたい!」と思ったときには、どのようなスキルや資格が必要なのでしょうか。本記事では、クルーズ船での仕事内容や職種の種類、平均年収、働き方、1日の流れ、必要な資格・スキルなど、クルーズ船で働く上で知っておきたい情報を詳しく解説します。

クルーズ船での仕事内容

クルーズ船での仕事は多岐にわたり、乗客の快適な船旅を支えるために、さまざまな職種があります。それぞれの乗組員が、自分の持ち場で重要な役割を果たしています。

クルーズ船には独特な階級制度があり、大きく分けて以下の3つの階級があります。

オフィサー

船の運航全般に携わる上級乗組員です。災害時や緊急トラブルへの対応もオフィサーの重要な仕事です。船長、副船長、航海士、ホテルマネージャーなどが該当します。

スタッフ

クルーズ期間中に開催されるイベントやパーティの企画・運営を担当します。司会や進行役などエンターテインメント全般を担うだけでなく、クレーム対応や避難訓練の実施など、乗客と接する機会が最も多いポジションでもあります。

クルー

オフィサーやスタッフ以外の乗組員を総称して「クルー」と呼びます。ハウスキーピング、ウエイター・ウエイトレス、料理人、バーテンダーなど、船上で提供されるさまざまなサービスを担当します。

このように、階級によって仕事内容も役割も異なります。多くの乗組員の協力によって、クルーズ船は快適で安全な航海を実現しているのです。

クルーズ船での年収

クルーズ船での年収は、職種や経験、勤務地、専門スキルによって大きく変わります。一般的には海上職月平均約28万円と言われていますが、技術職や上級管理職の場合はさらに高額になることもあります。いずれも年2回の賞与や退職金制度が完備されており、安定した収入が期待できます。

また、クルーズ船で働く魅力の一つとして、食事や船上での宿泊費が無料で提供される点があります。生活費を節約しやすく、意外と貯金がしやすいのも嬉しいポイントです。

クルーズ船での働き方

クルーズ船の働き方は少し特殊で、基本は「数ヶ月〜半年の乗船と休暇」のサイクルを繰り返します。日本船と海外船では期間が異なりますが、休暇は通常2〜3ヶ月です。

日本船:乗船期間は2〜4ヶ月程度で、アジア航路が中心

海外船:乗船期間は6〜9ヶ月で、世界各国を航行。過酷ですが、刺激的で貴重な経験が得られます

勤務はシフト制で、場合によっては夜間や早朝のシフトもあります。労働環境は厳しいものの、個人の成長やキャリアアップにつながる経験を多く積めるのが特徴です。

クルーズ船での1日の流れ

1日は早朝の客室清掃や朝食の準備から始まります。
日中は、乗客向けアクティビティやエンターテインメント、船の運航・安全管理、レストランでのサービスなど多岐にわたる業務を行います。
夜には、ディナーやショーなど、乗客が楽しめるプログラムが多数用意されています。

必要な資格やスキル

クルーズ船で働くには、職種に応じた専門スキルや資格が求められます。

客室乗務員:コミュニケーション能力、英語力、判断力など

船舶運行職:航海士の資格

さらに、多言語を話せることは大きなアドバンテージとなり、国際的な環境でのコミュニケーション能力も重要です。

まとめ

クルーズ船での仕事は、世界を旅しながら働くという夢を実現できる、他の仕事ではなかなか得られない特別な体験ができる職業です。しかし、そんな素晴らしい仕事を実現するためには、高いプロフェッショナリズムとホスピタリティが求められます。さまざまな職種には、それぞれ専門的なスキルや資格が必要です。

本記事が、クルーズ船での仕事に興味を持った方が、このユニークなキャリアパスに一歩踏み出すための参考となれば幸いです。

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