鉄道業界の人気が高まる中、女性でも運転士や車掌になれるのか気になる方は多いでしょう。

本記事では、女性が運転士や車掌として活躍する現状や比率、結婚や出産後の勤務について、実際に鉄道業界で働く卒業生の声を交えながら詳しく紹介します。運転士や車掌になりたい方は、ぜひ参考にしてください。

運転士に必要な資格やスキル、実務経験について詳しく解説している記事もありますので、ぜひこちらもご覧ください。
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運転士や車掌というと男性のイメージが強く、女性でもなれるかどうか心配する方は多いですが、女性も運転士や車掌として活躍できます。近年、鉄道業界ではダイバーシティの推進が進んでおり、女性の採用が増加しています。

女性運転士や車掌は、きめ細やかな接客や柔軟な対応力で乗客から高い評価を得ている側面もあり、実際の乗客の方からもお褒めの言葉をいただくことも少なくありません。興味をお持ちの方にはぜひ目指していただきたい職業です。

女性の運転士や車掌の比率は増加傾向にあります。具体的な数字は鉄道会社によって異なりますが、運転士の場合は全体の5%〜10%程度。

例えば、東海道新幹線では、2003年に女性運転士が初めて誕生しましたが、このときデビューしたのはたったの4人。それが20年経った2023年には、なんと約20倍の80人にまで増加しました。東海道新幹線の業務に従事する駅員や車掌、運転士を含めた約2950人のうち約17％が女性です。

労働環境が整備されてきたこともあり、女性の活躍が進む中、さらなる増加が期待されています。

結婚や出産後も鉄道業界で勤務を続けることは十分に可能です。

多くの鉄道会社では、ここ数十年の間で育児休業制度や短時間勤務制度の整備がかなり進み、女性が家庭と仕事を両立しやすくなってきました。具体的な制度の内容は各鉄道会社により異なりますが、例えば育休期間を3歳まで延長したり、休職期間が昇進に不利にならないような制度を整えたりと、結婚や出産で一度現場を離れても、再びキャリアを積んでいけるような環境や制度の改革が進んでいます。

高木 幸奈 さん
出雲商業高校（島根県） 2019年入社
四国旅客鉄道株式会社｜運転士

気道車運転士として愛媛県の予讃線松山駅〜宇和島駅間の普通列車と特急列車に乗務しています。また遊びに来たいなと思ってもらえるように、笑顔で丁寧な接客をすることと、丁寧なブレーキ扱いで乗り心地のいい運転をすることに特に気をつけて仕事をしています。ワンマン列車も多く、1人で運転と接客の両方をするのは大変ですが、「頑張ってね」と声を掛けてくださる方や、手を振ってくれる子どもたちの姿を見たときにはこの仕事をしていてよかったなと思いました。電車の免許を取得し、電車運転士として他の区間も運転できるよう頑張ります！

吉見 菜々聖 さん
プール学院高校（大阪府） 2022年入社
北大阪急行電鉄株式会社｜駅スタッフ

地域の方々との距離が近く、延伸というさらなる発展を遂げようとしている企業だと感じ、その一員になりたいと思ったため志望しました。お客様の中には、北大阪急行を初めてご利用される方も多くいらっしゃるので、お客様の目線になり、温かいサービスを行うよう心がけております。改札口での執務中、急病人の方の対応を行なったことがあるのですが、そのお客様が後日来駅され、「ありがとうございました。」と直接お礼を言ってくださったときはとても嬉しかったです！インバウンドのお客様対応の際、授業で培った英語力やビジネスマナーを活かすことができ、とても役立ちました。将来的には車掌、運転士として列車の運行に直接携われるよう頑張ります！

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女性の学生も年々増えており、現場で活躍する卒業生もたくさんいます！

女性も運転士や車掌として鉄道業界で活躍できます。また、結婚や出産後も働き続ける環境が整っています。鉄道業界に憧れがあり、働きたいと考えているなら、専門学校で実務的な知識と経験を身に付けることをおすすめします。

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